2018/12/05

つまづいたのでメモしとくー
Android/iPhoneアプリをデザインするときにフォントをどう決めるかという
デザイナーにとってちょっと悩ましい問題があります
たいていのフォントはアプリへの使用はライセンス規約外の使用方法です。
Unityでアプリをつくるとアプリ内にフォントを同梱する必要がありますが
フォントというのは9割方再配布NG。アプリの配布がフォントの再配布にあたります。
配布元に問い合わせて、この使い方なんですけど
おいくら万円でしょうかと年間ライセンス料を交渉することが必要になります。
配布元にもよりますが日本語だと1フォント50〜80万/年間くらいでしょうか。
(DL数にもよるとおもいます)
フォントをなんとなく選んで使っているとあっライセンス料がすごいことに…!という
パターンに陥ります
もちろん予算が潤沢に割り当てられている会社のプロジェクトなら支払うべき対価ですが
個人でアプリを出したい場合or売れるかどうかぶっちゃけよくわからない低予算アプリだと
年間ライセンス料50万越えは重い。ビビる。勇気いる。
というわけで売れるかどうかぶっちゃけよくわからない低予算アプリを製作中の身なので
商用利用OKでアプリへの埋め込みが許可、再配布可能なフォントを調べてみました。
英字フォント
有名ドコロばっかりであれなんだけど…
商用利用OKの中でも高クオリティフォントだけを集めているサイト
ライセンスも個別にすぐ確認できる。試し打ちも出来ます。
ここでアプリケーションへの使用が許可されているかが一目でわかる。めっちゃ便利〜!
OKなとき
ダメなとき
本来WEBフォントに使用するものですが
iPhone/Androidに使用してOKのライセンスです
Android用フォントのRobotoもあるよ
RobotoかわいいよRoboto
定番の有名書体がGoogle Fontでどれくらい代用できるかの記事
http://webnaut.jp/design/658.html
日本語編
日本語は英字に比べてまだ数が少ないのが現状です
だって作るのめっちゃ大変やもんね。無償で配布されてるのが奇跡‥!
日本語の改変、再配布可能で有名なフォント。
他にも梅フォントとか有名ですよね
ただ漢字をすべてフォローしているわけではないのでメインフォントで使うのはまだリスクがありそう。
三国志系・戦国系など漢字が大量に出てくるゲームで
キャラ名やアイテム名がフォント欠けしたら大変です。
Noto Sans CJK(=Source Han Sans)
最近のニュースとしてAdobeとGoogleが共同開発で日本語・韓国語・中国語をカバーしたオープンソースの書体をリリースしました
NotoはNo Tofu(表示されない漢字が□=豆腐になるのを防ぐフォント)の意味
使ってみたけどかなり綺麗
たとえ三国志ゲームでもキャラの漢字が出ない!ということがなく盤石です。瓢膳とか難しい漢字打ってもきっと大丈夫
AdobeのほうがSource Han SansでGoogleのほうがNoto Sans CJKと呼んでるっぽい。そこは合わせといて欲しい。夕暮れの河原で担当者同士殴りあって決めて欲しいです。
番外編
モリサワゲームパック
http://www.morisawa.co.jp/font/news/20130611_01_m.html
ゲーム業界向けアプリケーション用フォント集
無料じゃないけど単品で買うより全然お得。品質も手堅い。
いっぱい入ってお値段31万円/年間 なり
——12/19追記
LETSフォントゲーム拡張ライセンスパック
http://www.lets-member.jp/about/gyoukai/about_game_option/
モリサワより安いお値段10万円(10台まで)1台1万円!
パズドラやモンストに使われてるフォントも入っています。
最近はアプリゲーム業界LETSが主流な感じがします
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ちなみにフォントファイルを埋め込んで配布した場合がNGであって
いわゆるブラウザアプリ、ガワネイティブアプリは
実質WEBを表示しているだけで、フォントファイルが含まれないので
通常のWEB上で使用するライセンスの規約にのっとればOKです。
BitmapFontテクスチャ化はどうだろう…?フォントファイルじゃないにせよグレーな予感が…
迷った場合は配布元に問い合わせたほうが確実だとおもいます〜。